ムラのミライ代表理事の中田豊一による新刊「『良い質問』を40年磨き続けた対話のプロがたどり着いた 『なぜ』と聞かない質問術」(紙版、電子版)が、ダイヤモンド社より発行されました。
著者からのメッセージ
このたび、私、中田豊一による「なぜ、と聞かない質問術」がダイヤモンド社から出版されることになりました。書店に並ぶのは、早いところで、3月5日頃になりそうです。
これまでメタファシリテーションの研修を受けたり、あるいは、「途上国の人々との話し方」や「対話型ファシリテーションの手ほどき」などの書籍を読まれたりした方の多くは、なるほど、確かに、そうだったのか、などと感心したり、気付いたり、あるいは「目からウロコ」とさえなったと聞いています。
他方、実際にそれが使えるようになるかと言えば、必ずしもそうでない方もいらっしゃることは確かのようです。
今度の本は、そういう方をできるだけ減らす、言い換えれば、この本に沿って忠実に練習したり、実践したりすれば、メタファシリテーションの根幹である事実質問を必ず使えるようになることを目指して書きました。ですから、何よりも技術的な側面、つまり事実質問の作り方、使い方、繋げ方に重点を置きました。自分でもずいぶんわかり書けた、と悦に入っています。メタファシリテーションとしないで、「事実質問術」としたのはそのためです。
中でも一番力を入れたのは、思い込み質問や一般化されて質問を、事実質問に変換するための「変換公式」の紹介と使い方です。
「なぜ?と聞きたくなったら、いつ?と聞くべし」という公式はこれまでも紹介してきましたが、それに加えて、例えば、「みんなは?と聞きたくなったら」というように、これまで紹介して来たコツを公式化し、覚えやすく使いやすくしました。
この手の工夫を凝らすと共に、具体例を示すための事例も、対人支援の専門家ではなく、一般の方々にとって身近で共感しやすいものを選びました。
だからと言って、内容が浅いわけではなく、コンパクトだが読み応えのあるものになっているはずです。内容的には、「手ほどき」の続編とでも言えるものです。
ぜひ手に取ってお読みください。
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