講座/コンサルティング
NGOによる国際協力プロジェクトの多くは、その効果を持続させるために、課題の当事者である住民を担い手として育てる(住民主体)と謳っています。
その出発点は、プロジェクトの形成段階にあります。形成段階で、住民と信頼関係をつくりながら、住民の目線に立った課題分析をおこなうことです。
それがなされなかった場合、「住民主体」は形式的なものとなり、後から信頼関係の修復や、プロジェクトを「住民主体」へと軌道修正をしていくのは容易ではありません。 そこで、国際協力NGOスタッフがプロジェクトを形成する際、活動地域の住民とコミュニケーションを取る基礎技術を得る機会として、本事業を企画しました。
直近の開催実績
講座(集合研修)の開催 2022年5月から8月
団体ごとの個別コンサルティングの実施 2022年9月から2023年3月
講師 原 康子(ムラのミライ 研修事業チーフ)
*公益財団法人日本国際協力財団の2022年度国際協力NPO助成により実施しました。
1 住民主体型プロジェクト形成のためのメタファシリテーション基礎講座
ステップ1講座 住民との信頼関係の構築、事実質問の基礎
5月12日(木)15時から17時半 ステップ1前半
5月19日(木)15時から17時半 ステップ1後半
ステップ2講座 課題分析のための事実質問の組み立て
6月21日(火)15時から17時半 ステップ2前半
6月28日(火)15時から17時半 ステップ2後半
ステップ3講座 ステップ1・2の復習と実践
8月23日(火)15時から17時半 ステップ3前半
8月30日(火)15時から17時半 ステップ3後半
2 住民主体型プロジェクト形成のための個別コンサルティング
9月以降、月1回ペースで各団体3回程度実施予定です。(回数・日時・時間等は希望団体と相談のうえ実施いたします。)
1)これまでに自らが形成または実施を担当した住民主体型プロジェクトの事例をふりかえり、住民との信頼関係の構築および課題分析のプロセスにおける改善点を見出す。
2)今後(または現在)担当する住民主体型プロジェクトにおいて、住民との信頼関係の構築および課題分析を生かした企画形成に取り組む。
概要
実施方法 オンライン(ZOOM利用。日本/海外など受講場所は問いません。)
定数 国際協力NGO/NPO 16団体(非営利型の法人格を有すること)
参加費 無料
応募締切 4月22日(金)
参加方法 講座+コンサルティング/コンサルティングのみを選択できます。
(ご注意「コンサルティングのみ」:以前にムラのミライ認定講師が実施した「住民主体型プロジェクト形成のためのメタファシリテーション基礎講座」ステップ3相当レベルまでを修了した方のみコンサルティングのみの参加申込を受け付けます。ご自身が過去の講座を終了したかどうか不明な方は、その旨、お申込み・お問合せフォームの備考欄でお問い合わせください)
参加対象者(講座・コンサルティング共通)
- 開発途上国で住民主体型の国際協力プロジェクトを実施している、あるいはこれから実施する予定のNGO/NPOのプロジェクト担当者(またはプロジェクト管理者)であること。
- 講座やコンサルティングの中で、自らが形成または実施を担当している(あるいは形成/実施したことがある)住民主体型プロジェクトの事例を共有できること。
- 1団体から2名以上の参加を推奨します。1団体につき最大3名まで申込可。
参加対象者(コンサルティング)
- 実施中のプロジェクトを扱う場合:当該プロジェクトの形成に携わった担当者であること。
- これから実施する予定のプロジェクトを扱う場合:当該プロジェクトの形成に携わる担当者であること。
- プロジェクト担当者とプロジェクト管理者の両方がコンサルティングに参加することが望ましい。それができない場合は、コンサルティング参加者がプロジェクト関係者(管理者)に内容を随時共有すること。
- 以前にムラのミライ認定講師が実施した「住民主体型プロジェクト形成のためのメタファシリテーション基礎講座」(ステップ3相当レベルまで)を修了した方のみ、コンサルティングのみの参加申込を受け付けます。
- 1団体から2名以上の参加を推奨します。複数で申込され、その中に講座未受講のメンバーを含む場合は、講座受講後にコンサルティングにご参加ください。複数名でのコンサルティング参加が難しい場合は、その旨、お申込み・お問合せフォームの備考欄にご記入ください。
選考基準
お申込み内容を拝見し、下記の基準で選考をおこないます。
・プロジェクト管理者がコンサルティングに参加する団体を優先します。
・講座:以前にムラのミライ認定講師が実施したメタファシリテーション講座ステップ3相当レベルまでを修了した方のリピーター参加は、空席がある場合のみ先着順で受け付けます。
オンライン接続機材・環境について
・講座が始まるまでにZOOMをダウンロードしておいてください。
・インターネットに接続できるパソコンまたはタブレットをご用意ください。講座中は資料を画面共有でお見せするため、できるだけ大きな画面のものをお使い下さい。
・講座中は互いの顔が見える状態のまま実施します。内蔵または外付けのウェブカメラをご用意の上、お顔や背後のお部屋が映っても大丈夫な状態で参加スタートしてください。
情報保障・講座環境について
講座への参加に際して必要な配慮や主催者・講師が留意しておくとよい事項がありましたら、お手数ですが、お申込み・お問合せフォームの「備考欄」でお知らせください。個々に詳細をご相談させて頂きます。
例:点字資料、要約筆記、手話通訳その他
講座の資料について
本講座で使用する発表資料PDFおよび事前配布資料の著作権は、著作者である認定NPO法人ムラのミライに帰属します。本講義を受講されたご本人が個人でご利用いただくことに問題はございませんが、外部に向けてデータおよび印刷したものを配布・共有することはお控えください。
研修で学ぶ方法論について知りたい方へ
解説HP メタファシリテーション®とは
書籍「途上国の人々との話し方-国際協力メタファシリテーションの手法」
書籍「対話型ファシリテーションの手ほどき」
書籍「南国港町おばちゃん信金」
事例紹介 メタファシリテーションブログ