【こども・子育て支援団体対象】支援活動ふりかえりプログラム
支援現場でこんな経験はありませんか?
支援者「最近何かあった?」
こども 「べつに…。」
支援者 「別にって、学校は楽しい?」
こども 「…うん。もうあそびにいっていい?」
支援者 「う、うん…。」
こども・子育て支援の現場で「こどもの悩みにどこまで踏み込んでいいんだろう」、「支援者によってこどもへの対応がバラバラだけどこのままでいいのかな…」といった疑問を抱いたことはないでしょうか。
こどもが答えにくそうな時には、まず子どもが答えやすい「シンプルな投げかけ」をすることで、子どもたちは安心して自分の話ができるようになります。
支援者と子どもという力の差が明らかな関係を、お互いを尊重し合える関係に変えていく方法を学び、一緒にこれまでの活動を振り返ってみませんか。
「支援活動ふりかえりプログラム」とは
団体の強みを生かした支援方針づくりを行うために、講座では、メタファシリテーション®手法や子どもの権利を学びます。ワークショップでは、講師が参加者の支援拠点を訪問し、活動を振り返る機会を持ち、団体の強みを生かした方針づくりができるようフォローアップを行います。
2024年は、(独)福祉医療機構(WAM)令和6年度 社会福祉振興助成事業として実施するため、参加費無料です。
定員に達しましたので、募集を締め切りました。
●対 象 関西で子ども・子育て支援をする市民団体、公的機関、自治体など
・7月と9月の研修に参加でき、活動拠点で内部向けワークショップ開催が可能な団体
・活動の担い手育成のため、1つの団体から2名の参加が必須です。申込時に参加予定者をお知らせください。
●参加費 無料、講座およびフォローアップ研修は、会場までの電車代を支給します(1団体2名分まで)
●定員 3-4団体、計10名程度
こんな方におすすめです
・こどものための居場所に来るこどもやその親とのコミュニケーションを改善させたい方
・支援者によって、こどもへの対応がバラバラで、支援方針づくりを行いたい方
・支援方針を団体の現状に即したものに見直したい方
*活動の担い手育成のため、各団体から2名の参加をお願いします。
*対象とするこどもの年齢は、6歳頃から18歳までです。
開催スケジュール
1. 「メタファシリテーション×子どもの権利」講座
日時 2024年7月29日(月)10時から16時00分(休憩1時間)
定員 10名
講師 李 恭子さん(こどもサポートステーション・たねとしずく・認定メタファシリテーション®トレーナー(以下略、認定トレーナー))
山岡 美翔 (ムラのミライ事務局長代行・認定トレーナー)
会場 兵庫県西宮市
参加費無料、交通費支給:ご自宅から会場までの電車代を支給します。(1団体2名分まで)
2. 活動ふりかえりワークショップ(1団体につき1回)
日時 2024年8月※
講師 原 康子(ムラのミライ事業統括・認定トレーナー)
山岡 美翔 (ムラのミライ事務局長代行・認定トレーナー)
会場 各団体の現場
※ワークショップは、各団体の現場で実施しますので、日時は調整させていただきます。
3. フォローアップ研修
日時 2024年9月16日(月・祝)
講師 原 康子(ムラのミライ事業統括・認定トレーナー)
山岡 美翔 (ムラのミライ事務局長代行・認定トレーナー)
会場 兵庫県西宮市
◇ワークショップ参加者の声
・今回研修を受けたことで「子どもに関わる」ことについて質問の仕方だけでなく、大人のゆとり(働き方)や心のケア、大人同士のコミュニケーションをたくさんとることの重要性などにも気づきました。(NPOスタッフ)
・地域でホームスクーリングをする中学生の話を丁寧に聞けるようになりました。研修後は、その子の行動を時系列で聞いていくと、ご家庭での様子や学校の先生や友達とのやり取りがありありと分かり、私が勝手に思い込んでいた状況と、実際の子どもの状況は大きく違うことが分かりました。今後も自分の思い込みに引っ張られすぎず、まずは子どもの話を丁寧に聞いていきたいと思います。(NPOスタッフ)
・学校で生徒の話を事実質問で聞いてみました。発語に遅れがある生徒でも、思い出して答えてくれるので、会話がいつもより長く続き、考えるより思い出す方が子どもにとって負担にならないことがよく分かりました。ワークショップの際に私がそう感じたように、子どもにとって自分の話したい事を聞いてもらえることは嬉しいですし、聞いてくれる人の話はよく聞いてくれるんだと感じました。(中学校教員)
参考動画:「子どもの話を聴く技術」マイクロラーニング動画
子ども支援者向けのマイクロラーニング動画を無料公開中です。
<マイクロラーニング動画リスト>
・ 初めて視聴される方へ
・ 「なんで?」を「いつ?」に変えてみる
・ 最近の様子が聞きたいときどうする?
・ 求められないアドバイスをやめる
講師派遣のご案内
講師を団体に派遣することができます。講師派遣については、「研修案内パンフレット」をご一読ください。研修予算がない場合には、助成金を一緒に探すところから始めることもできます。まずは、問い合わせフォームから研修内容、予算についてのご希望をお聞かせください。
情報保障/講座環境について
プログラムへの参加に際して必要な配慮や主催者・講師が留意しておくとよい事項がありましたら、お手数ですが、開催日の2週間前までにお申込みフォームの備考欄でお知らせください。個々に詳細をご相談させて頂きます。
例:点字資料、要約筆記、手話通訳その他
著作権について
本プログラムで使用する資料の著作権は、著作者である認定NPO法人ムラのミライに帰属します。セミナーに参加されたご本人が個人でご利用いただくことに問題はございませんが、それ以外の方にデータや印刷したものを配布・共有することはお控えいただいています。