予防・健康づくりに関する新規事業スタート
ムラのミライは近年、海外だけでなく日本国内でも医療、保健、福祉分野の専門職の方々向けにメタファシリテーション手法の研修を実施し、実践者を増やしてきました。
この経験を踏まえ、新たな事業「予防・健康づくりに関する大規模事業に係るコミュニケーションツールの開発・評価」をスタートしました(厚生労働省からの受託事業 実施期間:2020年8月から2021年3月まで)。
日本の健康づくり施策「健康日本21」では住民主体の健康づくりが謳われていますが、「住民主体」を実現するための方法論がなく、その面での自治体等の現場担当者への支援がほとんどない状況です。
そこで本事業では、予防・健康づくりをテーマに住民に働きかける現場担当者(保健師等)が日常的な業務で活用できる参加型コミュニケーションツールを開発します。
具体的には、全国4地域(青森、兵庫、鳥取、沖縄)の現場担当者を対象とした連続研修を実施し、その成果を反映したコミュニケーションツールを作成します。またツールの効果を検証するため、2地域(青森、兵庫)では、同一の手法を用いた研修を用いた講座「家族や身近な人とのコミュニケーション」を一般向けにも実施します。