地域おこし協力隊が「地域の便利屋」にならないために 地域づくり・地域支援のためのコミュニケーション研修(フィールドワーク編)

In 12 フィールド研修 by master


地域おこし協力隊

 

地域おこし協力隊が「地域の便利屋」にならないために
地域づくり・地域支援のためのコミュニケーション研修

「この地域の課題は何ですか?」
「集落内で、お困りのことは何ですか?」
「皆さんは、この地域をどういう地域にしたいですか?」
「どんな支援が必要ですか?」

地域おこしに携わる方で、このような質問をしたことのある方はいますか?
このような問いを投げかけても、いつまでたっても地域の課題は見つかりません。それどころか、こうした問いは、行政も含め、地域おこしに携わる人と、地元の人たちの間に、支援する側VS支援される側、教える側VS教えられる側というような一方的な関係を作ってしまいます。そうした力関係に陥りがちな場を打ち破る力を持つ対話術が、メタファシリテーションです。本研修ではメタファシリテーション の基本となる事実質問の練習を繰り返し、「地域おこし」につながる問いを学んでいきます。

今年で3回目となる岐阜県郡上市の母袋集落でのフィールド研修は、今回も地域おこしを仕事にしてゆくパイオニア、興膳健太さん(郡上里山株式会社代表・猪鹿庁長官、郡上カンパニー・ディレクター)のご協力で実現しました。
会議、ワークショップ、調査、イベント参加、観光PR、HPやSNS、ニュースレターでの情報発信、「地域おこし」という名のもとで多種多様な仕事をこなし、疲れてしまった(疲れつつある)地域おこし協力隊員、これから地域おこし協力隊に応募する方、その他、地域おこしに携わる行政の方など、様々な方にぜひご参加いただきたい研修です。

★この研修は、ムラのミライ主催の「メタファシリテーション(対話型ファシリテーション)基礎講座」を修了した方のみ、参加して頂けます。
→メタファシリテーション(対話型ファシリテーション)基礎講座の開催日程はこちら
→このフィールド研修の直前8月25日(土)に、岐阜市でもメタファシリテーション基礎講座を開催します。


1 講師・リソースパーソン
2 研修の概要・プログラム
3 地域おこしに携わる方にオススメしたい5つのポイント(研修の特色)
4 参加費と各種割引
5 お申込み・お問い合わせ
6 メタファシリテーションとは
7 地域づくりを担う若手が育つために  研修参加をサポートする個人協賛(ご寄付)にご協力ください
8 過去の研修参加者の声

講師プロフィール

和田 信明 ムラのミライ 専属コンサルタント

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1950年東京生まれ。ストラスブール大学人文学部中退。1993年にムラのミライの前身であるNGOを創立。2015年までムラのミライの代表理事。主にインド、ネパールで様々なプロジェクトを行うほか、JICA(国際協力機構)や旧JBIC(国際協力銀行)の専門家としても、様々なプロジェクトや調査にかかわる。著書に「ムラの未来、人の未来〜化石燃料文明の彼方へ」(共著 竹林館、2016年)、「途上国の人々との話し方(英語版:Reaching Out to Field Reality)」(共著 みずのわ出版、2010年)。

原 康子 ムラのミライ 認定トレーナー/関西大学非常勤講師(International Development 2016~17年)

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2001年ムラのミライ・インド駐在事務所(アンドラプラデシュ州ビシャカパトナム市)初代駐在員となって以来、同地を拠点にインド各地やネパールでコミュニティ開発事業や調査に従事。2011年に退職後は、同会認定のメタファシリテーショントレーナーとして、アジア・アフリカ各国でメタファシリテーション研修を実施。著書に「南国港町おばちゃん信金〜支援って何?おまけ組共生コミュニティの創り方」(新評論、2014年)。

リソースパーソン

興膳健太 郡上里山株式会社代表・猪鹿庁長官、郡上カンパニー・ディレクター

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1982年福岡県生まれ。福岡大学から岐阜大学地域科学部に編入し、まちづくり活動について勉強していたとき郡上市を知る。
そのとき知り合った移住者の先輩たちの姿に憧れて2007年に郡上へ移住。
NPO法人メタセコイアの森の仲間たち」の代表理事として、自然体験を通したまちづくり活動を行う。さらに自分自身もひとりの猟師として活動しているなかで、里山が抱える獣害の問題と向き合い、猟師の仕事を多くの人に知ってもらいたいという思いではじめた「猪鹿庁」の活動が全国的な注目を集める。また、新たに「郡上里山株式会社」も設立。これからを見据えて、里山保全に関わる人材育成を手がけている。
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研修の概要・プログラム

開催期間

2018年8月26日(日)から8月28日(火)
※ この研修は現地集合・現地解散です。

参加申し込み締め切り 2018年8月5日(日)24時

開催場所

岐阜県郡上市大和町母袋地域

こんな方におススめ

・地域おこし協力隊として活動中/応募予定の方
・海外・国内問わず、コミュニティ開発・地域づくり・まちづくりなどに携わっている/携わっていたことのある方

・将来、コミュニティ開発・地域づくり・まちづくりなどの分野で活動・仕事をしたいという方
・青年海外協力隊として赴任予定/応募予定の方
・地域でのフィールドワークや調査の企画運営を担当している/担当する予定の方、参加する予定の方

参加条件

・18歳以上(但し高校在学中の方を除く)
メタファシリテーション(対話型ファシリテーション)基礎講座を修了していること。
・ムラのミライが指定する国内旅行保険に加入していただきます。

最少催行人員・定員

最少催行人員 9名
※9名の方から参加申し込みを受け付けた時点で催行を保証します。
募集定員 15名
※15名に達した時点で募集を締め切ります。

研修企画・実施

認定NPO法人ムラのミライ

協力団体

郡上里山株式会社(猪鹿庁
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プログラム(3日間)

日付 プログラム
*1日目の開始時間と3日目の終了時間以外は現地の状況に応じて変更の可能性があります
1日目 12:30 受付 【場所 上栗巣集会場】
13:00-15:30 母袋集落の地域おこし協力隊受入事例から学ぶ集落の「今」を文脈で理解(座学)
15:30-16:30  フィールドワーク
<課題>ワタシの暮らしを中心におく地域おこし
16:30-17:30  グループワーク:フィールドワークのまとめ(座学)
19:00-20:00  夕食・交流会
2日目 8:00-9:00    朝食
9:00-10:00  グループ発表
10:00-12:00  事実質問の組み立て方(座学)
12:00-13:00  昼食
13:00-15:30  フィールドワーク&グループワーク
15:30-17:00 グループ発表と講師コメント
19:00-20:00  夕食
3日目 8:00-9:00     朝食
9:00-10:30    まとめ「ワタシの暮らし」を組み立て方(座学)   
10:30-12:00  質疑応答
12:00 解散

宿泊

母袋温泉・アウトドアイン母袋予定。変更があれば、申込みいただいた方に随時ご連絡します。

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母袋スキー場からの眺め

 

地域おこしに携わる方にオススメしたい5つのポイント

その1:地域おこし協力隊を「便利屋」で終わらせないための技術

地域おこし協力隊が「地域の便利屋」として疲弊しないよう、地域を「事実」で知り、「地域おこし」を文脈で捉える技術を学びます。
研修終了後は、冒頭で挙げた4つの問いかけが「地域おこし」に全くつながらないことを理解できるようになり、それが自分の立ち位置を明確にする一助となります。

その2:「○○がないから△△が問題です」に振り回されない技術

地域おこし担当の行政官、協力隊員が直面する「○○がないから△△が問題です」という地域の人々の声。メタファシリテーションでは、「ソレってホントに地域の問題なの?」を明らかにする対話術を学びます。

その3:地域おこし協力隊のミライを考える最適のフィールドでの研修

フィールドとなる母袋集落は、地域おこし協力隊員を受け入れている集落です。地域おこし協力隊員と集落の方のお話しを直接聞くことができます。あまた同集落のある郡上市で、地域おこし協力隊員の制度などを活用し、様々な中山間地での仕事づくりを手掛ける郡上カンパニー・ディレクターの興膳健太氏もリソースパーソンとして参加していただいています。

その4:『途上国の人々との話し方』の著者から直接学ぶ

メタファシリテーションの生みの親でもある和田信明から直接その技術を学びます。

その5:日々の「ワタシの暮らし」出発点にした地域おこしのカタチ

イベントといった一時的なものではなく、日々の「ワタシの」暮らしを出発点にした社会課題に立ち向かう考え方と実践方法を座学、フィールドワーク、グループワークを通じて学びます。「ワタシが実現したい朝起きてから眠るまでの暮らし」を細分化してゆくワークを通じて、個人で出来ることを出発点に、徒歩で行ける近所の人々と、さらに広域の人々と、行政(村・町レベル、市レベル、県レベル、国レベル)との協働が必要な活動を明確にしていきます。

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研修参加費

70,000円
紹介割・グループ割・ムラのミライ会員割(2割引き) 56,000円
地域おこし協力隊・NPO若手割(3割引き) 49,000円

参加費の各種割引

*割引は1回の講座で下記の内いずれか1種類のみ適用可能です

会員・サポーター割

主催団体であるムラのミライの正会員またはサポーターの方は、このメタファシリテーション基礎講座を含むムラのミライが主催する全ての講座・研修・トークイベントに、参加費20%オフでご参加いただけます。

会員・サポーターになる

この機会に会員・サポーターに入会しようかな・・・という方は、こちらから詳細の確認・入会手続きができます。(講座の参加申し込みと同時に入会申し込みをされた場合も会員割が適用されます)

紹介・グループ割

2名以上の方がグループで申し込まれる場合、参加費20%オフでご参加いただけます。申込フォームに紹介者またはグループ代表者の方のお名前をご記入ください。

地域おこし協力隊・NPO若手割

この研修では、地域づくりに携わる若手人材をサポートするため、参加費補助のための個人協賛(ご寄付)を募り、参加費30%オフでご参加いただる特別枠を設けました。
地域おこし協力隊で活動中の(または NPO法人などの非営利組織で専従スタッフとして活動されている)20代・30代の方(研修初日である2018年8月26日時点で40歳未満の方)は、先着順で参加費49,000円(3割引き)で参加できます。
「若手割」を適用できる人数は、集まった寄付額に応じて増えていきます。

※研修参加費に含まれないもの

・集合場所(郡上大和)までの旅費
・国内旅行保険料(一人400円前後)
・研修日程に明示されていない飲食代及びそれにともなう税、サービス料

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お問い合せ・お申込み

参加申し込み締め切り 2018年8月5日(日)24時

★お電話でのお問合せ先 ムラのミライ関西オフィス(0798-31-7940)におかけください。休日やスタッフの外出等で不在の場合は、留守番電話にご用件とご連絡先をお知らせください。
★お申込み・お問合せ内容について、事務局より確認のメールをお送りいたします。お申込みに携帯電話メールアドレスをご利用の場合はドメイン「muranomirai.org」からのメールを受信できるよう設定をお願いいたします。

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メタファシリテーション(対話型ファシリテーション)とは

市民活動の現場で、同僚や学生とのやり取りの中で、こんな迷いを抱いたことはないでしょうか?
「どのような質問から入り、対話をどこへ運んでいけばいいのか」
「援助者として、協力者として、教育者として相手の前に立った時、何をどう話せばいいのか」
「こちらから『導いて』よいのか、相手から『学ぶ』べきなのか」
メタファシリテーション(対話型ファシリテーションとは、問題解決のためのグループ作業を側面から支援する実践的な技法として、ム ラのミライの共同代表である和田信明と中田豊一が開発した手法です。この手法がまとめられた著書「途上国の人々との話し方 国際協力メタファシリテーションの手法」は口コミで広まり、青年海外協力隊など国際協力の現場で活躍する人の間で、必読の書となっています。

メタファシリテーションは、身の回りの問題の解決にも有用です。例えば、家族や友人の悩み相談、職場での会議 や打合せ、顧客や患者、学生などとのやり取りを充実させることができます。

メタファシリテーション関連書籍

         

様々なメタファシリテーション研修

【入門】メタファシリテーションって何?気軽に知りたい 2時間講座
→メタファシリテーション 入門セミナー
【基礎】本格的にメタファシリテーションを学びたい 1日講座
メタファシリテーション 基礎講座
【実践】実際に地域を歩きながら、メタファシリテーションを実践してみたい
メタファシリテーション・フィールドワーク研修  インド、ネパール、岐阜、沖縄など

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地域づくりを担う若手が育つために  ご寄付で、研修参加をサポートしてください

日本の様々な地域に出かけ、あるいは移住して、これからの地域づくりを担っていこうとする若い世代が出てきています。
ムラのミライでは、そのような若い人たちがメタファシリテーション・スキルという技術を身につける機会を提供したいと、若手人材への参加費補助を始めます。

最初の試みとして、このフィールド研修「獣害対策から地域づくりへ」に、参加費30%オフでご参加いただる特別枠「若手割」を設けました。
NPO法人などの非営利組織で専従スタッフとして勤務されている20代(開催初日2017年5月4日時点で30歳未満)の方に限り、お申し込み先着順に割引対象とするものです。

「若手割」を適用できる人数は、集まった寄付額に応じて増えていきます。
ご協力くださった寄付金は、「若手割」の割引額(研修の参加費70,000円の30%=21,000円)に充当しますので、寄付金が21,000円集まるごとに、お一人の「若手割」枠ができていくという仕組みです。
みなさまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします!

★現在までに、3名の「若手割」枠を設けることができました!

募集期間

2018年6月10日から7月31日

金額

ひと口1,000円 何口でも!

クレジットカード・コンビニ決済

下記のバナーをクリックするとCANPANという決済代行ウェブサイトに切り替わります
若手サポート寄付

郵便振替

口座番号:00880-0-23671
加入者名:ムラのミライ

※通信欄に「若手サポート」とご記入ください。

銀行振り込み

ジャパンネットバンク ビジネス営業支店
普通口座 1508740
口座名義 特定非営利活動法人ムラのミライ 代表理事 中田豊一

※依頼人を入力いただく際に、一般寄付と区別するため冒頭に“YP”をご入力ください。
例)YPミヤシタワカ

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バナー_寄付控除

過去の研修参加者の声

研修参加時、地域おこし協力隊に応募検討中だったOさん(現在は地域おこし協力隊員)

基礎講座を受けたあと、フィールド研修に参加。ようやく事実質問が「なぜ」を使わずに出来るようになってきた。もっと集落の方と話す機会を作ったり、ムラのミライの講座に継続して参加していきたい。見知らぬ人への話しかけ方もようやく分かり始めたので、実践していきたい。

県職員Tさん

自分の(集落への)思い込みが激しいとどつぼにはまると思った。(集落の)関係者や文脈がみえてきた研修だった。意識して聞いてゆくことで、気づく点が多いと理解した。地域の自然環境に対する知識を持って聞いてゆけるともっといいと思ったので勉強を続けたい。

NPO職員Wさん

外からの影響で村が変わっていく様子が昔活動していた途上国の村と同じだった。子ども食堂をやっているが、もっと民生委員を巻き込んで地域を含めた子ども食堂にしてゆきたい。自分の住んでいる地域ではないけれど、地域の民生委員さんと過去のことを話し合っていきたいと思った。

会社員I さん

どうやって集落にアプローチをするのかずっと知りたかった。メタファシリテーションを使って、集落の方を課題解決に導くことが出来るということ、「問題がありますねえ」「困りましたね」で終わらない新しいアプローチの方法が理解できた。

大学院生Mさん

卒論で集落への獣害対策で書こうと思っていた。基礎講座を実践しても自分で消化できてないので、現場で質問を続けていって、自分のものにしていきたい。
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