トークイベント「セネガルの人々との話し方~セネガル・プロジェクト形成調査の報告」

In 100研修・イベントの記録, 804プロジェクト通信 セネガル by master


概要

ムラのミライは、2012年から2014年にかけて3回セネガルでの調査をおこない、新しいプロジェクトの内容を組み立てました。
調査に訪れた2人の「マスターファシリテーター」和田信明・中田豊一はどのように、セネガルの人々と対話し、プロジェクトへと結びつけていったのでしょうか。
ざっくばらんにお話するイベントを開催しました。

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日時:2014年4月1日(火)18時半から20時
会場:グランフロント大阪ナレッジキャピタル会議室
参加費:投げ銭
終了後、セネガル新プロジェクトへのご寄付を募りました
スピーカー 和田信明 中田豊一
進行役 宮下和佳

動画

当日の様子(動画)は、こちらからご覧いただけます。

概要

事前準備は?

まず、しっかりした現地のNGOがないかを、仲間に聞いて探しましたね。すると、アンテルモンド(セネガルのNGO)のママドゥさんが非常にいい男だと聞いたので、紹介してもらいました。セネガルに着くと、彼があっという間にスケジュールを調整してくれて、村の訪問から宿泊場所まで手配してくれましたね。そして、彼らに導かれるままに、今回のプロジェクト実施する予定となったバガナ村に行くことになりました。

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バガナ村の由来

中田 バガナ村は首都ダカールから南東に100km行った所にあって、周辺にモデル農場があったので、最初にその辺を案内してもらいました。で、この村に着くと、和田さんがいつも通り、村人に村の由来から聞き始めました。
和田 バガナ村には、いくつか集落があって、500世帯の家族が住んでいるのですが、村人に、何世帯から始まったんだと聞くと、昔は3世帯しか住んでいなかったと。じゃあ、村に来た時にどうやって畑を決めたんだ、と聞きました。すると、「やり方が3つある。1つは、馬のお尻をぽんっと叩いて、とっとっとと駆けさせて、戻ってくるまでに回った所。2つ目は、軽草に火をつけて途絶えたとこまで。3つ目は斧で適当に区切ったところまで」と言っていましたね。そういったことを聞くのが面白いんだよね(笑)
中田 まぁ我々にとって、村の成り立ちについて聞くことはごく当たり前なんですが、アンテルモンドは聞いたことも無かったようで、そんなことも知らないのかと思いましたね(笑)そういって、村のことを少しずつ聞きながら、中心となる農業経営についても触れていきました。

バガナ村の農業経営

和田 まずはオヤジ(村人)に、天水で農業をやっているのか、それとも灌漑でやっているのかを聞きましたね。種をいつ蒔くんだとか、種代はどうするんだと聞くと、向こうから、「いやいや、種代が無くて頭が痛いんだ。誰から借りたらいいのか困ってるんだ」と言ってくる。稲作もね、広い農地にパッと種を蒔くという非常に大らかな方法でやっているんだよね。僕の素人でも3分の1は出来ていないじゃないか、とすぐ分かる(笑)。労働形態も非常に明確で、女性は自家消費用のコメを、男性は商品作物のピーナッツを栽培していることが分かった。そうやって、村の農業経営について段々分かってくるんだよね。それから、この村には、(海外からの)援助で建てられた給水塔もあるので、その水の管理もどうしているかも聞いたね。