【講座】思春期の子どもとのコミュニケーション講座

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「低学年の頃は何でも話してくれたが、この頃は話をする機会がほとんどなくなった。何を考えているのかさっぱりわからず不安だ」
「学校から帰ると部屋にこもってスマホばかり見ているようだ。どうすればいいのか」
「進路についてしっかり話し合いたいのに、なかなか会話が成り立たない」
「学校生活のことで悩みがあるらしいが、親には打ち明けてくれない」

いわゆる思春期に入ったお子さんとどう接していいのか、戸惑っていませんか?

ほとんどの場合は成長過程での一過性の問題でしょうが、この時期の親子のコミュニケーションの齟齬が、運悪くお子さんの心に傷を残したり、親子関係を将来にわたって損ねたりすることも少なくありません。実際、私たちもそのようなケースを予想以上に多く見聞きするようになり、心を痛めています。

私たちムラのミライの講師チームは、国際協力の現場では最強のコミュニケーションツールとして知られるメタファシリテーション手法を使って、日本国内で子育てに悩む親御さん向けに研修を開催し始め、ここでも大きな成果を挙げてきました。
特に0~10歳までのお子さんとの対話が確実に深まり、コミュニケーションが改善したというお声を聞けた一方で、同じやり方を思春期以降の子どもたち相手にする場合のやり方も教えてほしいという声がとても多く上がっています。

そこで、講師チームの面々が、経験と知見を持ち寄った結果、思春期のお子さん相手のコミュニケーションの手法がかなり整いました。
この手法をお伝えすることで、よりよい親子関係を築くための一助とできたらと願い、この講座をスタートします。

目次


対象者・内容・講師
開催日程・場所・参加費
お申込み・お問い合わせ
メタファシリテーションとは

対象者・内容・講師

こんな方向けの講座です

10歳以上から大学生程度までの年齢のお子さんとのよりよいコミュニケーションを望む保護者の方
*ご夫妻など複数名での参加も歓迎します。

講座で扱う内容について

親子間の日常的・一般的なコミュニケーションを扱います。
不登校、引きこもり、DV、知的障害、発達障害などがある場合は、既に専門の支援機関に相談し、何らかの対処を始めているケースに限り受講いただけます。(それがまだの場合、個別の対応が必要となり、大きな時間とエネルギーを割かざるを得ない可能性があります。他の受講者の方とのバランスを考慮して、この講座へのご参加は残念ながら遠慮願うことがあることをご了承ください)

講座の内容

講義・練習・互いの実践内容の共有と検討を繰り返しながら、以下の二つを学び、習得していきます。
少人数(定員8人)で丁寧に進めます。

自己肯定感を高める対話の仕方

「事実質問」を使って質問を組み立てることで、自己肯定感を高め、信頼関係を築くことができます。それが、お子さんの主体性を育むことにも繋がります。
講座では、そうならないパターンを識別できるとともに、よりよいものに変換していくための考え方と対話術を習得します。たとえば、「どうして〇〇しなかったの」のような質問の形を取った押し付けや非難を止め、当人の気づきを促すことができるような質問に変えていくスキルと関わり方を学びます。

コミュニケーションの場の作り方

思春期に入ると、親子のコミュニケーションの時間が少なくなるのは自然です。それに従って親はせっかくの機会を、提案や助言、場合によっては何かを問いただすために使いがちですが、前のめり過ぎると、両者の距離をかえって遠ざけることになります。
講座では、コミュニケーションの場を意識的かつ計画的に作り出し活用する技術を学びます。併せて、過度に前のめり、あるいは感情的にならないよう、行動分析理論に基づく自己抑制方法を身に付けます。

講師 中田豊一


ムラのミライ代表理事。メタファシリテーション手法和田信明と共に開発し、メタファシリテーション講座の企画・講師や国内外でのプロジェクトの形成・実施・コンサルティング等に携わる。メタファシリテーション手法を自らの子育てに生かした経験や、周辺の人々の悩みに個別に対応してきた経験を踏まえ、この「思春期の子どもとのコミュニケーション講座」の体系化に取り組んでいる。

開催日程・場所・参加費

開催日程(全6回)

・全6回のコースです。(第1回講座のみのお申し込みも可能です)
第1回と第2回で事実質問の使い方、第3回と第4回で、場づくりについて学び、第5回と第6回では、それぞれの具体的なケースに即した対応の仕方を実践的に検討していきます。
・各回につき2日程ずつ設けていますので、いずれかの日程を選択して受講してください。
・順を追って習得していく内容ですので、第2回目以降は、前回までの講座に参加していることが受講条件です。

第1回

2019年10月2日(水)18時半から21時 残席7
2019年10月5日(土)10時から12時半 残席7

第2回

2019年10月9日(水)18時半から21時 残席7
2019年10月12日(土)10時から12時半 残席7

第3回

2019年10月23日(水)18時半から21時 残席7
2019年10月26日(土)10時から12時半 残席7

第4回

2019年10月30日(水)18時半から21時 残席7
2019年11月2日(土)10時から12時半 残席7

第5回

2019年11月13日(水)18時半から21時 残席7
2019年11月17日(日)10時から12時半 残席7

第6回

2019年11月20日(水)18時半から21時 残席7
2019年11月23日(土)10時から12時半 残席7

開催場所

ムラのミライ事務所 (兵庫県西宮市城ヶ堀町2-22 早川総合ビル3F)
最寄駅は、近い順に阪神西宮駅(徒歩10分)、JR西宮駅(徒歩15分)、阪急夙川駅(徒歩20分)です。

参加費

各回 7,000円+消費税

*グループ割  各回 5,000円+消費税

同じ講座に2名以上の方がまとまって申し込まれる場合が対象です。お申込みフォーム備考欄にグループ代表者のお名前をご記入ください。

*会員・サポーター割 各回 5,000円+消費税

主催団体であるムラのミライの正会員またはサポーターの方が対象です。
この機会に会員・サポーターに入会しようかな・・・という方は、こちらから詳細の確認・入会手続きができます。(講座の参加申し込みと同時に入会申し込みをされた場合も会員割が適用されます)

*リピーター割      各回 3,000円+消費税

ムラのミライ主催のメタファシリテーション1日講座に参加されたことのある方が対象です。お申込みフォーム備考欄に「参加された講座の年月・場所」を、わかる範囲でご記入ください。

情報保障・講座環境について

多様な参加者を想定した環境づくりに、ご協力ください。
講座への参加に際して必要な配慮や主催者・講師が留意しておくとよい事項がありましたら、お手数ですが申し込みフォームの「備考欄」でお知らせください。個々にご相談させて頂きます。
・点字資料、要約筆記、手話通訳、車イス席
・お子さん同伴、託児
・日本語以外の言語の資料、補足説明
・オンライン受講希望(インターネットを通じて自宅で受講したい)  など…

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お申込み・お問い合わせ

お申し込みフォームにご記入・送信お願いいたします。

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メタファシリテーションとは

メタファシリテーションは、国際協力の現場で使える実践的なファシリテーション手法として、ムラのミライの和田信明と中田豊一が開発・体系化しました。課題発見・解決に取り組む個人あるいはグループ・コミュニティを側面から支援する実践的な技法です。

メタファシリテーションの定義

メタファシリテーション手法を生み出し、体系化した和田信明・中田豊一による定義は下記の通りです。

メタファシリテーション手法とは、ファシリテートする側が当事者に対して事実のみを質問していくことによって、当事者が思い込みに囚われることなく自分の状態を正確に捉え、そのことによって自分の経験知から課題の解決につながる示唆を主体的に得る過程を創り出す手法である。またこの手法は、ファシリテートする側が事実のみを訊くことによって自分が現在何を訊いているのか正確に認知すること、すなわちファシリテートする側のメタ認知(meta cognition)を促し、ファシリテーションの過程そのものの客観性とファシリテートする側と当事者とのコミュニケーションの効果を最大限に担保する。

この講座ができるまで 子育てとメタファシリテーション

講師の中田が、メタファシリテーション手法のもともとの創設者である和田信明の開発援助の現場でのあまりに見事な対話術に出会って驚愕したのが2000年。
それを自分のものにすべく、まずは練習を始めたのですが、その際に練習相手として使ったのが、一番手近にいて、しかもやり取りにいくらでも時間を割ける2人の子どもでした。

本格的に練習を始めた2002年頃、娘が10歳、息子が6歳ほどでしたが、その後、彼らが大学を出る頃までの間、対話術の練習と試行、さらには体系化のための分析にフルに利用させてもらいました。

そこで依拠した主な原則としては、
1)なぜ?どうして?と聞かない。特に、終わったことに対して、「なぜ〇〇しなかったのか?」とは絶対に尋ねない。
2)相手が求めてこない提案(アドバイス)をこちらから与えることを厳に慎み、できる限り質問の形をとる」
3)「〇〇君はこんなことができるそうだが、お前はできないのか?」などという他者との比較、あるいは「お姉ちゃんなんだから、〇〇すべき」などという一般論に基づく働きかけは決してしない、などなどでした。
これだけの制約を自分に課すだけでも本当にたいへんでしたし、それに代わる働きかけ方を見出して実行するのはまったく容易でありませんでした。

しかしながら、これらを地道に積み重ねていった結果、私の対話術は着実に上達し、さらにうれしいことには、子どもたちとは対等で信頼に満ちた関係が築かれて行ったのです。それが、子どもたちの自由で主体的な進路選択にも繋がったようです。

長い人生ですので、これからもこの関係が続くかどうか、その選択が本当によかったかの保証はまったくありません。とはいえ、子育て期間を振り返ってみて、利己的な目的のために子どもたちを練習台に使わせてもらったことが、結果としてお互いにとっての豊かな関係に繋がったことは、幸運以外の何ものでもなく、練習台を引き受けてくれた子どもたち(さらには、それに気づいていたかどうかはいざ知らず、自由にやらせてくれた子どもたちの母親、つまり私の妻)には感謝の言葉しかありません。

今さらながらですが、この経験を、私に比べれば年若い皆さまと共有することで、よりよい親子関係のために少しでもお役に立てていただければという思いから、この手法の開発と改良に努めてきたわけです。

メタファシリテーション講座/講師派遣

メタファシリテーション体験セミナー
メタファシリテーション講座 ステップ1~3
講師/コンサルタント派遣

参考書籍

          

これらの書籍の点訳・音訳版はございません。書籍を購入してくださった方で、音声認識のために文字データをご希望の方は、お手数ですが上記のお問い合わせフォームよりご連絡ください(書籍を購入した際の領収書やAmazon購入履歴などをご用意ください)。

参考ブログ記事

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