ムラのミライの地域づくりプロジェクトでは、「何かを与える」のではなく、地域に存在する様々な資源を活用する方法を考えます。
考え
計画し
実行していくチカラを
地域の人々が身につけていく
―――そんな長い道のりを、ムラのミライは各国・各地域の人々と共に歩んできています。

実施中のプロジェクト

 セネガル 農村で暮らし続けるためのファーマーズ・スクール

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ムラのミライ初のアフリカでの活動として農村開発プロジェクトをスタート。水資源が枯渇し、農業では食べていけなくなった若者が海外へと流出している、西アフリカの国セネガル。そんなセネガルで、農村に住む若者たちが水と土を守り、活用する農業を学ぶことで、彼らが出稼ぎに頼らず、食べていける暮らしを目ざすプロジェクトです。

ンゲニエーヌ行政村の主な産業は農業ですが、この地域は年間雨量が比較的少なく、土壌や地下水の塩化が問題となっていました。しかし、政府や海外の援助も限られており、大規模な灌漑設備を投入することが難しい状況から、雨季の天水農業の比重が大きく、農業活動は気候変動による降雨量の増減に大きく影響されていました。
また、農家を営む人々も農業生産に必要な水の量や土壌の現状、農業に利用できる自然資源をマネジメントの視点で認識できている人は少なく、自分たちの栽培作物の生産高やそこから得られる利益、必要な収入に見合う投入など、農業経営の知識と技術も不足していることがわかりました。

上記のように、農村での就業機会が特定の期間に限られ、生産も天候に左右されるという不安定さから、また自分たちが農村で生きていくための農業や資源のマネジメント技術の不足から農家経営が不安定になり、農村部の人口が都市部や海外へ流出するという状況がありました。
そこでムラのミライは、資源活用農法に関するこれまでのプロジェクト経験を活かし、農村部の若者に対して、みずからが村の現状を認識し必要な行動が取れるように促しつつ、自然資源を生かした農業経営の知識と技術を強化する事業を行うことにしました。

活動地
セネガル共和国ティエス州ンブール県ンゲニエーヌ行政区
活動内容
プロジェクトの概要・成果(2013年次報告書)を見る
プロジェクトの概要・成果(2014年次報告書)を見る
最新の進捗報告を見る

日本(兵庫県西宮市) メタファシリテーションを活用して「助け合える」子育てを

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会社でのマタニティハラスメント、家事・子育てを一人でこなすワンオペ育児、一方パートナーは単身赴任や長時間労働で家にいない…。これらは一見、子育て世帯だけに降りかかっているように見えますが、実はそうではありません。西宮市で2015年から家事サポートや女性の自立支援の活動をしている団体a little(ア・リトル)との協働で、子どものいる人もいない人も誰かと「助け合う暮らし」を作り出していきます。

活動地
兵庫県西宮市
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終了したプロジェクト

ネパール バグマティ川の浄化と環境教育で、地域のつながりを取り戻す

2012年に始めた、バグマティ川の浄化と環境教育で地域のつながりを取り戻す活動。ネパールの首都・カトマンズを流れるバグマティ川。ここ20~30年でカトマンズの人口が急激に増え、ゴミ収集車が回収しきれずに川岸に放置されるゴミや、下水処理ができずに垂れ流さされる家庭排水によって、特に川の下流は生き物が住めないくらいに汚染されてしまいました。「キレイなバグマティ川を取り戻し、将来の世代に残したい」―ネパールでのパートナー団体であるSOMNEED Nepalからの呼びかけで、この活動は始まりました。
活動地
ネパール連邦民主共和国カトマンズ郡ゴカルネショール市・カトマンズ市
活動内容
カトマンズのゴミについて調べていくと、その多くが工場からというよりは、家庭や学校・オフィスから出ているものだということがわかりました。だからこそ、カトマンズに住む人ひとり一人が、ゴミや排水が環境を汚染する仕組みを理解し、行動を変えていくことが解決のカギになると考えました。そして、今後近いうちに川の汚染が進むと予想される中上流地域で、これ以上の汚染を食い止めることをめざして活動を開始しました。

ただ、事業地周辺はここ2~30年で移住してきた人も多く、代々住んできた人と新しくやってきた人の間での衝突など、地域としてまとまって課題に取り組むことが難しい状態でした。そこで、いろいろなバックグラウンドを持つ子どもたちが一緒に学ぶ地域の学校を巻き込み、その保護者にあたる住民へと広がっていくように活動を組み立てていきました。
学校の先生たちと参加型・体験型の環境教育プログラム「川の課外授業」を作り、各学校で実践していくうちに、子どもたちの保護者から「ゴミを減らしていくための研修をしてほしい」という声がかかるようになりました。また、こうした地域住民を対象に、自然のもつ力で排水を浄化し、川へと戻す分散型排水処理施設(DEWATS)づくりや、ゴミの分別・再利用やリサイクルを普及するための「エコレンジャー」の育成をおこなってきました。

さて、プロジェクトを始めたころから、先生や、地域の人から口々に聞こえてきたのは「川の環境を守ることは大切。ゴミは適切に処理されなきゃならない。でも、ここにはゴミの回収システムがありません」という言葉。でも、ゴミが道や川にあふれ、環境を汚染してしまっているのは、政府や誰かのせいで、仕方がないことなのでしょうか?
ムラのミライの研修を通じて、ゴミが環境に悪影響を与える仕組み、ここ数十年でゴミの量や性質にどんな変化があったのか、自分の家からはどんなゴミが出ているのかを丁寧に追っていくことで、政府だけに頼らなくても自分たちでできることもある、と彼らも気づきはじめました。たとえば、今まではプラスチック包装紙も紙ごみもビン・カンも・・・あらゆるゴミを一つのゴミ袋にためて捨てていましたが、そんなゴミ袋の中身を分別してみると、再利用できるもの、資源として回収業者に売ることができるもの、お店が回収できるもの・・・結果としてゴミを半分以下に減らすことができることがわかりました。確かな手ごたえを感じた人々の中から、隣近所や自治体にゴミの分別回収に取り組むように呼び掛ける女性たちも現れました。こうした活動は2018年現在も続いています。

2018年度は、ゴカルネショール市にあるアルバリ地域で、ゴミ回収の仕組みをつくり、実行しようとする女性グループの活動をサポートしました。一つの集落では、集落の人口やゴミの排出量/種類を調べ、分別ルールをつくっていきました。この活動のようすを見ていた、アルバリ地域を管轄する自治体もゴミの分別回収に関心を持ち、管轄する地域の住民が利用できる資源ゴミ回収場所の設置に取り組み始めました。

プロジェクトの概要・成果(2013年次報告書:プロジェクト概要特集ページを見る
プロジェクトの概要・成果(2014年次報告書:プロジェクト概要特集ページを見る
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動画で見るプロジェクトの様子 2014/06/10 私のバグマティ川 今と未来

インド 森づくりは人づくり

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荒廃がすすんだ森林、土、限られた水といった自然資源を守り、活用していくことは農村で暮らし続けていくためのいちばんの基礎となります。ムラのミライは、個々の村人ではなく村全体で、こうした自然資源を有効利用(マネジメント)できるよう、さまざまな技術支援として、村の人たちが、自分たちの森や水資源を自分たちで再生し、守っていくために必要な研修や土木作業をおこなってきました。そして、その資源をフル活用する農業を実践することで「出稼ぎせずに、村で食べていける暮らし」をつくります。
活動地
インド アーンドラ・プラデシュ州スリカクラム県の農村
活動内容
地域住民主導による小規模流域管理(マイクロ・ウォーターシェッド・マネージメント)
森林再生を通した共有資源管理とコミュニティ開発
プロジェクトの概要・成果(2013年次報告書:プロジェクト概要特集ページ)を見る
プロジェクトの概要・成果(2014年次報告書:プロジェクト概要特集ページ)を見る
プロジェクトの道のりを見る
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このプロジェクトの内容が読める書籍のご紹介

途上国の人々との話し方 国際協力メタファシリテーションの手法

インド 仲間と助け合う、おカネの仕組み

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都市スラムに暮らす女性たちが自ら立ち上げた、小さな信金(マイクロ・ファイナンス)。ムラのミライは、彼女たち=スラムの「オバチャン」たちの試行錯誤を、側面支援しました。
活動地
インド アーンドラ・プラデシュ州ビシャカパトナム
活動内容
スラム女性が運営するマイクロファイナンス協同組合Visakha Vanitha Kranthi(VVK)の設立・マネジメント支援
支援を卒業したオバチャンたちの様子(2013年次報告書)を見る
→プロジェクトの概要・成果を見る
フェーズ1 2004年7月~2007年6月スラムのオバチャン信金が誕生するまで
フェーズ2 2010年3月~2011年7月オバチャン信金立て直し&拡大
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このプロジェクトの内容が読める書籍のご紹介

途上国の人々との話し方 国際協力メタファシリテーションの手法
南国港町おばちゃん信金 『支援』って何?“おまけ組”共生コミュニティの創り方

動画で見るプロジェクトの成果 2012/11/30 インド スラムの女性銀行家

日本(飛騨高山) コミュニティスペース「まちづくりスポット飛騨高山」のたちあげ・運営

飛騨高山に、2012年11月1日(木)オープンした商業施設(フレスポ飛騨高山)にできたのは、地域活性化をサポートするコミュニティスペース「まちづくりスポット飛騨高山」、通称「まちスポ」。「まちスポ」はムラのミライと大和リース(株)との協働(CSR)で新しいスタッフと共にNPO法人を立ち上げ、2013年3月にNPO法人まちづくりスポットとして、法人の認証を受けました。新しく法人となった「まちづくりスポット」は、地域のまちづくり活動やコミュニティビジネス応援などのプラットホームとなることも目指しています。この企業とNPOの協働活動が認められ、2013年第10回パートナシップ大賞優秀賞を受賞いたしました。
まちスポ公式ホームページを見る
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